徘徊の利用者さんを見つけた方法とは?!

私の仕事は、あんまり達成感のない仕事なので、今日は本当に嬉しく、帰り道の車の中で「地道にコツコツやってきて良かったな・・」と、知識と経験に助けられたと、しみじみ嚙み締めました。

 

17:40 息子さんから、認知症の利用者さん出先で行方不明連絡

 

18:40 ご自宅経由で現場かけつけ、息子さん警察に事情説明中

 

19:20 利用者さん発見

 

実質、わたし・・・、なんと40分で発見できました。

息子さんから、浜街道近くのお店で少し目を離したすきにかばんもなにも持たずにいなくなったと慌てて連絡がありました。

現場到着から、わたし闇雲に探してもダメだと思い、以下の4つに視点を絞りました。

 

1.認知症の人は視界が狭くなる

2.このお店には10回以上来ている

3.歩くのが好き、ずんずん遠方まで歩く

4.スーパーが大好き

 

2.の理由から、浜街道に出たと仮定。

高松駅方面のコンビニ、スーパーに立ち寄り確認、前のみ見て、ひたすら真っすぐ進んだとして、横断歩道がなく、道が途切れる箇所があったので、

そこを左折、道なりにすすむと、大好きなマルナカが・・・。

店内にはおらず、「いないな・・」と思って外に出ると、なんとスーパーの前を歩いているところを発見~!!

どうやら、道なりに行って、前しか見えない方にとってはそこは行き止まりに見える場所・・・。

歩いている向きからして、Uターンして帰って来たところのようでした。

 

入院中のご主人からは、お電話をいただき、泣いて喜ばれ、息子さんからは、「今生の別れかと思った・・、ありがとうございます」と、御礼を言っていただきました。

息子さんが明日、携帯ショップに行き、位置情報オンにできないか相談、福祉用具にあるセンサー付の靴を手配することとなりました。

因みに、ソフトバンクに電話、家族でも位置情報は教えられない、まあ、これは想定内。

続けて、警察から問い合わせたらどうですか?と尋ねると、個人情報なので警察にも教えられない決まりとのこと。

個人情報保護、誰にとっての利益、保護なのか・・・。

「認知症に方に対しては、優しくないですね」とつい余計なことを(笑)

 

今朝の四国新聞のきょうの運勢「金はないが実力と愛は人一倍。それが強み」

なんじゃそれ・・・と思っていましたが、今日は当たってることにします(笑)