香川県は、9/17を最後に、コロナウィルスの感染者は出ておりません。
当初は、未知のウィルスに、対応に苦慮してきましたが当初に比べ、3密を避け、新しい生活様式での生活について示され、少しずつ、その生活にも慣れてきたところです。
一方、胸が痛むのが施設生活を送っている方々の状況です。
家族等との面会も全面的に禁止、外部サービスも一切不可のところも…。
命をまもるためには仕方がない…、とても理解できます。
ですが…、報道でも耳にした方もいると思いますが、実際に認知症の悪化や、筋力の低下などで、要介護度が上がる、認知症が悪化する…、そんな様子を見ていると、とても胸が痛みます。
利用者さんも辛いですが、職員のみなさんもマンパワーがより求められ、疲弊しておられる状況です。
批判を恐れず言うなら、入所者と職員の2者しかいないという状況が続くとどうなるのか…。
普段、意識していないことだと思いますが、家族等が出入りするというのは、自然に、利用者さんの権利を守る側面があります。
外から見えない…、ジャッジする人や見守る人がいないという弊害、これはコロナウィルスと同じくらい怖いことです。
介護現場のみなさまにお願いしたいのは、大変な状況だと思いますが、せめて、それを知っておいていただきたいということです。
私たちの介護が気に入らないなら、出て行ったらいい…、そんな悲しい状況には、なって欲しくありません。
わたしは、より、想像力が大切な時だと思います。
もし将来、今、目の前にいる利用者さんと同じくらいの要介護状態に自身がなったとしたら…、今、みなさんが働いている施設に、あなたはお世話になりたいと思いますか?!
そこに答えがあるはずです。
大変ですが、悪循環にならないでください。
悲しいことや悔しいことがあって、夜、眠れない…なんてこと、どなたも一回や二回あると思います。
認知症の方も、何を言ってもどうせ分からないだろう、直ぐに忘れると、嫌な言葉ですが、ボケ扱いすると傷つきます。
そのこと自体は忘れても、悲しい思いをした感情だけは残ります。
そんな認知症の方が、夜を迎えると、どうなるでしょうか…。
想像に難くないと思います。
こういうこと、知っておいてください。
お疲れだと思いますが、こんな時だからこそ、丁寧に接してみてください。
それでも不穏状態にならないということは言えませんが、ヒントは見つかるのではないかと思います。
今、目の前にいる方は、誰かの大切な人です。
※ 写真は内容に関係ありません。
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