高松市の市報の広告を見て、お電話をくださったお一人暮らしの足のお悪い高齢の方のお宅に伺いました。
ここから引っ越して、田舎でひとりで暮らしたい…。
引っ越しのお金もないのに、無理と素っ気なく言われた。
デイサービスに行ったけど、酷いところで訴えたいくらいだ。
施設はイヤな人がいるからイヤだ。
ご家族とのコミュニケーションも希薄なご様子。
一通り、伺ったところで、まずは、老後の生活には、取捨選択が必要であること、また、現実的であるか…など、もし、それが、全部が叶うと言ってくる人がいたとしたら、「それは詐欺です。」と、話すと爆笑してくださいました。
また、お互いですが、施設の職員も色々な人生経験の方がいて、合う合わないがあるのは人間通しで当然。
サービスが合わなかったのであれば、ひとつで決めつけるのではなく、他の事業所のサービスを見てみる柔軟性が必要で、介護保険は、「してもらう」という意識では、上手く使えないこと、ルールの中で上手に使うことを、考える必要があります。
また、お部屋を見渡しても、贅沢をしている様子もなく、生活の状況、価値観を伺う範囲では、年金額とつじつまが合わないところがあり、どうやら、お金が上手に使えていないご様子が伺えましたので、了承を得て、その場で担当ケアマネジャーさんにお電話をして、相談内容や、社協さんの日常生活自立支援事業利用の検討などを、ご提案させていただきました。
一所懸命に聴いてくださるので、つい話し過ぎました。
★老後の心配、計画は、何歳から、したらいいのでしょうか?!
わたしは少なくとも、60歳から始めてくださいと、いつも、お伝えしています。
田舎で暮らしたい…。
今からでは正直、厳しいです。
環境整備、先立つものも必要…。
また、幸せな老後には、方向転換や、新しい道を探す柔軟性も必要です。
お話しの楽しい相談者さんでした。
お元気でお過ごしくださるように、願うばかりです。